こんにちは。まりです。
今日のテーマは電車での痴漢についてです。
痴漢に遭わないためには、自信を持つこと・強さをもつことがすごく大切だと自分の痴漢被害から感じたので、少し生々しいテーマだけど書いていきたいと思います。
電車を使うようになってから
生まれてから大学卒業まで宮城で暮らしていたときは、電車を使う機会があまりありませんでした。社会人1年目の時に東京に上京してきて初めて直面したこの電車問題。
電車を使い始めた当初は満員電車が怖くて仕方なかったです。
当時、家は神奈川の川崎にあって、会社が都内の赤坂の辺りにあったので川崎駅 → 新橋駅までJR東海道本線に乗り、そこから地下鉄メトロ銀座線に乗り換えをしていました。特につらかったのはJR東海道本線。2駅だけど乗車時間が長くて約20分ほど。

どの路線でも通勤ラッシュはつらいと思うけど、JR東海道本線も毎朝混み具合がすごかったです。入社当時は満員電車に乗り込む勇気が出なくて何本か見送ったりしてたけど、キリがなさすぎて頑張って乗り込んでいましたね。
ベージュのパンプスを履いた日には色んな人に足を踏まれ真っ黒に汚れてしまって、買った次の日にそのパンプスは使い物にならなくなりました・・。
私も男の人の足をヒールで踏んでしまったことがあって、「ごめんなさい!」って謝ったら怒ってはこなかったけど、痛がっている姿に心がいたたまれなくなって、電車を降りて泣いたこともあります・・。

東京のすごさに圧倒されて、怖さと不安でいっぱいでしたね。
ほぼ毎朝痴漢に遭う
そんな日常の中、電車問題で一番つらかったのは、毎朝の痴漢です。不思議と痴漢をされるのはJR東海道本線だけで地下鉄メトロ銀座線ではされてませんでした。
ぎゅうぎゅうの車内の中、人と身体のどこかがぶつかるのは当たり前で仕方のないことです。でも痴漢は明らかに意図的だというのが分かるんです。

私が痴漢と判断する時は、相手が私の後ろに居て私の後ろ姿に自分の身体を押し付けてくる感じなどが多かったです。ひどい時は私の足と足の間に、自分の足を入れてきたり・・。これがすごく気持ち悪いんです。
基本的に相手のほうが私より身長が高いので、私の身長に合わせ膝を曲げて変な体勢にかがんでいるので、明らかに意図的だと分かるんです。意外と手で触ってくるパターンは少なかったです。
痴漢に気づいた時の私の反応
私の場合約20分間、ひたすらに我慢してしまっていました。怖くて、振り向いて痴漢の相手の顔を見ることもできなかったので、同じ人に狙われていたのか、色んな人にされていたのかも分かりません。
電車内も常にぎゅうぎゅうだから、痴漢をやめさせるように自分の体勢を変えたり、カバンを相手との間に挟んだりできる余裕もないので20分間黙って我慢・・。
騒ぎを起こすのも嫌で「痴漢です!」と周りに助けを求めることもできなかった。周りの人も助けてくれるかどうかも分からないし・・。
せめてもの対策
痴漢被害に合わないようにネットで検索したりしてせめてもの対策はしていました。
● 毎日、乗る電車の時間や車両を変える
→ 1人の人に狙われている場合効果的
● 車内での位置に気をつける
→ 逃げ場のない端っこ部分などは人の目にもつきにくく、絶好の位置になってしまうのでできるだけ避ける
● スカートを履かない
→ 足と足の間に、足を挟まれるのが本当に気持ち悪かったので途中からずっとパンツを着用
痴漢されやすい人はどんな人?
これもネットで調べた結果、自分に当てはまると思ったのは
● 小柄
→ 自分の体で相手を隠せるから周囲にバレにくい。
● 派手じゃない見た目・自信がなさそう
→「痴漢だ!」と騒がれたら困るから何も言わそうな地味で弱気そうなタイプを選ぶ。そして弱気な相手の怯える姿に自分の支配欲が満たされ、さらに快感を得るらしい。
私はすごく当てはまっていたと思います。
身長は仕方ないけど、服装やメイクも会社であまり目立たないように地味めにしていたし、自信の無さに関しては上京したてで新入社員の当時の私からはものすごく溢れ出てたことでしょう・・。大人しく我慢していましたしね。
悔しいけど、当時の自分がターゲットになりやすいタイプだったことは認めます。

ぱったりと痴漢されなくなった
数ヶ月、毎朝の痴漢に耐えていましたが急にぱたっと止んだんです。多分東京や会社にも慣れてきた入社半年後くらいな気がします。
いろんなことに慣れてきたおかげで、内面的な自信の無さが少しは減ったことが一番の要因だと私は思っています。
あとはこの頃から、電車に乗る前ホームにいる時から少し強めな女性を演じることも意識していました。目つきとか動作とか。できてたかは分からないけど(笑)
そして髪型も入社当時はハーフアップとか一つに結んだり女子っぽい髪型が多かったけど、この頃は自称大人ボブにイメチェンをして雰囲気が多少変わったことも関係してるかなと思います。
本当に全くされなくなったんです!
自分のこころの変化
さらに驚いたのが私のこころの変化です。
痴漢が止んでからすごく久しぶりにされたことがあったんですよね。その時にイラっとして、気付いたらその瞬間、後ろの人に向かって軽く蹴りをいれた自分がいました・・。軽くですよ?軽く。
その後も、たまにですけど「怪しいな」と思った時は咳払いしたり、嫌がる動きをしたり、振り返って顔を見れるようにもなりました。するとすぐに諦めてくれるので、前みたいに我慢して耐えることは今はありません。
前よりも格段と強くなった。
そう感じます。

痴漢について
以前の私のように、今も苦しんでいる方は東京に限らず世の中にどれほどいるのでしょう。本当に嫌な気持ちになりますよね。しっかり早起きして「さあ、これから仕事・学校頑張ろう!」という気持ちが、朝から台無しになるんです。
「なにも悪いことなんてしてないのに、なんでこんな嫌な気持ちにならないといけないの。」きっとこんな気持ちでいると思います。
でも自分の見られ方次第で、ぱたっと痴漢が止むこともあります。そして自分のこころも強くなれる日がきます。私自身それを経験したので少しでも、参考にしてもらえたらうれしいです。
どうかこのまま諦めず希望を持ってほしいと私は思います。
そして、痴漢の加害者の人たち。
なんの罪意識もなく習慣的にやってしまっているのなら、今すぐ辞めてください。

痴漢をすることはもちろん悪です。どんな理由があろうと、人に不快な思いをさせていることを知ってほしい。
ただ、もしも痴漢をしないと生きていけないほどのなにか大きな理由があるならば、その人の、一人の人間としての悩みは聞かせてほしいなと個人的には思います。
以上、生々しいお話で失礼いたしました!
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